リリース
AELM を無料で公開しました
テキストで回路を書き、自動で回路図に変換できる VSCode 拡張「AELM」を無料で公開しました。
AELM とは
AELM(Agent-native Electronic Layout Markup)は、テキストで電子回路を記述するための CAD ツールです。専用の DSL で回路を書くと、その内容をもとに回路図を自動でレンダリングします。本体は Rust と WebAssembly で実装し、VSCode 拡張として動作します。
回路を「図」ではなく「テキスト」として扱えるようにすることで、ソフトウェアの開発でふだん行っている書き方・残し方を、そのまま回路設計にも持ち込めるようにしたいと考えました。
テキストで書く、という考え方
AELM の中心にあるのは、次のような流れです。
- 専用 DSL で回路を定義する
- その定義から回路図を自動で描画する
- 定義はテキストなので、Git でそのままバージョン管理できる
テキストで書いた定義が、そのまま回路図として描き出されます。回路の状態がテキストとして残るため、変更点が一目でわかり、レビューも自然に行えます。
なぜテキストなのか
従来の回路 CAD の多くは、設計データをバイナリ形式で保存します。そのため変更箇所の差分を確認しづらく、レビューや履歴の追跡に手間がかかりがちでした。
AELM では設計そのものがテキストです。コードと同じように diff を取り、プルリクエストでレビューし、変更の理由をコミットに残せます。設計を「読みやすく、たどりやすい」状態に保つことが目的です。
使い方と公開について
- VSCode 拡張をインストールするだけで利用できます
- VSCode Marketplace で公開しています
- 料金はかからず、無料でお使いいただけます
まずは小さな回路から、テキストで書く感覚を試していただければと思います。いまできることはまだ一部ですが、少しずつ機能を充実させ、最終的にはシミュレーションや、プリント基板のアートワーク(製作)まで行えるようにしていく予定です。これからも一歩ずつ手を入れていきます。

