リリース
Handoff MCP v0.21–0.26 — ドキュメント管理・検索品質・Codex CLI 対応
ドキュメントのライフサイクル管理(保存・検索・グラフ・検証マトリクス)、BM25 検索の日本語対応強化、セットアップの自動化、そして Codex CLI への正式対応まで——6バージョン分の更新をまとめてお届けします。
Handoff MCP v0.21 から v0.26 までの更新をまとめてお知らせします。ドキュメント管理の本格化、メモリ検索の精度向上、セットアップの簡素化、そして Codex CLI への正式対応が主な柱です。
ドキュメント管理の本格化 (v0.21–v0.25)
プロジェクトの仕様書や設計書を .handoff/ 内で一元管理できるようになりました。
ストレージとツール
- YAML フロントマター単一ファイル形式 — メタデータと本文が1つの
.mdファイルに収まる形式に移行しました。既存データは初回アクセス時に自動マイグレーションされます。 doc_update_section— 見出しパスを指定して、ドキュメントの一部だけを更新できます。doc_graph— 管理対象ドキュメントをグラフ構造で返します。親子関係・関連リンク・共有タスクによる暗黙の接続をノードとエッジで表現します。doc_trace— ドキュメントの系譜をたどります。上流・下流の追跡、フォーク分岐の検出、循環参照の検出に対応。append_body— 既存ドキュメントへのセクション追記を、本文全体の書き換えなしに行えます。suggest_refs— ソースファイルをスキャンして、ドキュメント見出しに対する関連リファレンスを提案します。
Verification Matrix(検証マトリクス)
ドキュメントの各セクションを検証項目として管理し、レビュー進捗を追跡できます。
doc_verify— セクション見出しごとに検証状態(チェック済み・スキップ・フラグ付き)を記録。ドキュメント編集後のsyncで項目を自動整合。doc_verify_status— 検証の進捗サマリー(総数・チェック済み・未チェック・スキップ)を取得。task_checklist— タスクのdone_criteriaとリンクされたドキュメントの検証進捗を統合表示。generateアクションでスペックのセクションからdone_criteriaを自動生成。
メモリ・ドキュメント検索の品質向上 (v0.24.7–v0.24.9)
検索エンジンを重み付き BM25 に切り替え、日本語テキストの検索精度を大幅に改善しました。
- 重み付き BM25 — 日本語の格助詞(は・が・を・で・に…)が修飾する内容語をブーストし、ストップワードと CL-CnG トライグラムをコーパス統計から除外。実プロジェクトメモリ35件・13クエリの評価で MRR 0.923 → 0.936。
- 相対閾値フィルタ — トップスコアに対する比率でカットオフし、強いヒットに便乗する低関連度の「テールノイズ」を排除。
min_scoreを 0.1 → 2.0 に引き上げ — 重み付き BM25 のスケールに合わせて調整。無関連プロンプトの偽陽性注入が大幅に減少。- lexsim 0.7.0 — ドキュメント側キーワードに明示的な TF ブースト、コンテンツ由来トライグラムの復元。
セットアップの自動化 (v0.24.3–v0.24.5)
handoff-mcp setup コマンドが大幅に強化されました。
.mcp.json自動構成 —handoffサーバーエントリの自動追加。--mcp-jsonでエントリの追加のみも可能。--globalフラグ —~/.claude/settings.jsonにグローバルインストール。- CLAUDE.md テンプレート注入 — セッションライフサイクルの手順セクションを自動追記。
--forceで既存セクションの更新も。 --checkの拡充 — hooks・.mcp.json・CLAUDE.mdの状態をまとめて報告。
セッション管理の改善 (v0.22–v0.24.6)
- session-loop v2 — 実装 → テスト → レビューを3段直列に簡素化。エージェント起動数を最大26から8に削減。
- セッションフィールドの保全 —
save_contextで未指定のフィールド(decisions, handoff_notes 等)が空で上書きされる問題を修正。 - マルチバイト文字の安全な切り詰め — 日本語テキストのバイト位置スライスによるパニックを修正。
read_configの曜日名対応 — VSCode 拡張が書く["sun", "sat"]形式を受け入れるカスタムデシリアライザ。
Codex CLI 対応 (v0.26)
Handoff MCP プラグインが OpenAI の Codex CLI でも動作するようになりました。
agents/openai.yaml— 全6スキルに Codex UI メタデータ(display_name、short_description、default_prompt)と MCP ツール依存宣言を追加。AGENTS.md— Codex ユーザー向けのセッションハンドオフ手順テンプレート。~/.codex/AGENTS.mdにコピーすれば自動的にセッション管理が有効に。
その他の修正
- npm ソースビルド修正 (v0.25.1) —
templates/が npm パッケージに含まれておらず、プリビルドバイナリのないプラットフォームでcargo buildが失敗する問題を修正。 - hooks プラグインの安定化 (v0.24.1–v0.24.4) — MCP サーバー名の解決、
.mcp.jsonなしでのフック動作を修正。 estimate_hoursルール緩和 (v0.23) —todoのリーフタスクは見積もり不要に。見積もりはin_progress以降で強制。
インストール・アップデート
npx handoff-mcp-server@latest
Claude Code のプラグインとして使っている場合:
/plugin install alphaelements/handoff-mcp

