Handoff VSCode v0.11 — 並列で動く AI エージェントの全体像を手元で見る
handoff-mcp v0.34–0.35 で AI エージェントの並列稼働が可能になりましたが、その状況を人間が把握する手段がありませんでした。v0.11 で、どのエージェントがどのタスクを持ち、どこまで進んでいるかを VSCode のダッシュボードから一覧できます。
Handoff VSCode 拡張 v0.11 をリリースしました。AI エージェントの並列稼働を人間の目で追えるようにするアップデートです。
並列稼働の基盤はできた、でも見えなかった
handoff-mcp v0.34–0.35 で、git worktree ごとに AI エージェントを配置してタスクを並列に消化する仕組みが入りました。共有ストレージでタスク状態を一元管理し、リースで作業の衝突を防ぐ——サーバー側の基盤は整っています。
ただ、これはコマンドラインの世界の話です。「今どのエージェントがどのタスクを握っていて、どこまで進んでいて、マージは安全にできそうか」を人間がパッと確認する方法がありませんでした。
ダッシュボードに並列稼働の全体像を表示
v0.11 で、ダッシュボードに以下の情報がまとまって表示されるようになりました。
- エージェント一覧 — 接続中のエージェントと、それぞれが持っているタスク
- リース残り時間 — タスクごとのロック状態と、あとどれくらいで期限が切れるか
- worktree ごとの進捗 — 各 worktree で何が終わっていて何が残っているか
- マージ状態 — main に対してマージ済みか、未マージか、コンフリクトのリスクがあるか。推奨マージ順序も表示
- セッション配置 — どの worktree でどのセッションが動いているか
エージェントが3つ4つ同時に走っていても、ダッシュボードを開けば全体像がつかめます。
タスクエクスプローラーの worktree フィルタ
タスクエクスプローラーに worktree フィルタが付きました。全 worktree のタスクを見るのではなく、特定の worktree に絞って表示できます。
セッションにはスコープ(primary / worktree / ephemeral)が表示されるので、どのセッションがメインの作業でどれが一時的なものか一目で分かります。タスクにもロック状態とリース期限が出るので、「このタスクは今別のエージェントが作業中」という判断がすぐにできます。
session-loop の進捗表示
自動実行中の session-loop がどこまで進んでいるか、worktree ごとに確認できるようになりました。並列で走っている開発ループのうち、どれが実装中で、どれがレビュー待ちで、どれが完了しているかが分かります。
変更一覧
- マルチワークツリー概要 — エージェント・claim・リース・マージ状態をダッシュボードに統合表示
- worktree フィルタ — タスクエクスプローラーを worktree で絞り込み
- セッションスコープ表示 — primary / worktree / ephemeral の区別を明示
- タスクのロック表示 — claim 状態とリース期限をタスク上に表示
- session-loop 進捗 — worktree ごとの自動開発ループ進捗を可視化
インストール・アップデート
VS Code の拡張機能マーケットプレイスで「Handoff」を検索するか、以下のリンクからインストールできます。

